QS世界大学ランキング2024 東大は28位 昨年より5位下落 – 東大新聞オンライン

 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(QS)社が毎年発表している世界大学ランキングの2024年版が6月27日に発表され、東大は28位で昨年の23位を下回った。

 

QS世界大学ランキング2024 東大は28位 昨年より5位下落 – 東大新聞オンラインQS世界大学ランキング順位表(QS世界大学ランキングのウェブサイトを基に東京大学新聞社が作成)

 

 評価項目は昨年から継続する六つに加え、新たに「雇用成果」「国際研究ネットワーク」「持続可能性」が追加され九つになっている。東大の「総合評価」は84.3点(100点満点、以下同様)で、昨年比1.0点減。昨年から続く六つの評価項目のうち「学術評価」では昨年に引き続き満点、「企業評価」は99.8点(同0.1点増)、「学生1人当たりの教員数」も90.4点(同1.5点減)と高評価を維持した。研究力の指標となる「教員1人当たりの論文被引用数」は70.0点(同3.3点減)となった。「外国人教員数」は10.3点(同0.1点減)で、上位50校中49位。「外国人学生数」も29.2点(同1.4点増)と低く、依然としてキャンパス内の国際性の低さに課題が残る。

 

 今年から新たに評価対象となった三つの項目は「持続可能性」が99.7点、「雇用成果」が99.8点、「国際研究ネットワーク」が70.0点となった。「持続可能性」は5位と高評価を得た。

 

 東大の他に国内で上位100校に選ばれたのは、京都大学(46位)、大阪大学(80位)、東京工業大学(91位)の3校だった。全体では、米マサチューセッツ工科大学が12年連続で1位。上位10校は欧米の大学が多く占める中、アジアで唯一シンガポール国立大学が8位に選ばれた。

 

【記事修正】2023年7月2日22時04分、訳語を変更しました。

 

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