1日の新日本プロレス福岡PayPayドーム大会で内藤哲也を破り、IWGP世界ヘビー級王座4度目の防衛を果たしたオカダ・カズチカが2日、東京・白金台の八芳園で一夜明け会見に臨んだ。
この日、1日の試合後にリングに乱入。自らを失神KOしたバレットクラブ(BC)のジェイ・ホワイトと6月12日に大阪城ホールで行われる「DOMINION 6・12 in OSAKA―JO HALL」大会でのIWGP世界ヘビー級王座戦でV5をかけて激突することが発表された。
死守したベルトを抱いて笑顔で会見場に登場したオカダは「昨日は内藤さんと今年3回目の対戦でしっかり防衛することができた。3回目でも楽しい戦いをすることができました」と振り返ると、ジェイらの乱入について「21年ぶりの福岡ドームだったけど、すいませんと言いたいです。しっかりと勝って終わりじゃなくて変な乱入がありまして」とファンに向け謝罪した。
その上で6・12決戦について、「昨日も(日本に)来ているんだったら試合すれば良かったんじゃないかと思います。内藤さんにボロボロにされた状態で(ジェイの必殺技)ブレードランナーをして、『俺の方が強い。俺の時代だ!』って言っても、誰も納得しないでしょ。そもそも、(1年のブランクで)『ジェイって誰ですか?』ってお客さんもいるかも知れない。そもそも、ジェイがアメリカでやっているのは知っているけど、何をしたのかな?って。(乱入して)出て来て、俺が挑戦するってのは好きじゃないし、どうなのかな?って」とバッサリ。
その上で「しっかり教育して、乱入じゃなくて、プロレスでしっかり、お客さんを満足させたいと思います」ときっぱり。「BCがあれだけ集まって、あれだけの盛り上がりが生まれたのは事実。けれども、チャンピオンとして、プロレスの良さが皆さんに伝わるような戦いをしていきたいと思います」と必勝宣言。
最後には「昨日、内藤さんに勝って、今の新日本プロレスで僕が一番だと思ってますし、最強だと思ってます。知らない人にもオカダ・カズチカの名前を刻みたいし、ワクワクしてもらう試合をしたいと思います」と、新日にカネの雨を降らせる「レインメーカー」は笑顔で言い切っていた。(中村 健吾)